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2024.12.05お知らせ
新たな動物iPS細胞技術の実用化共同研究開始のお知らせ
当社は、大阪公立大学大学院獣医学研究科 細胞病態学教室 鳩谷 晋吾教授率いる研究グループと、「動物iPS細胞の実用化研究」に関する共同研究契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。
鳩谷教授らはこれまで獣医療における再生医療の研究を進めており、近年では独自の技術を用いて犬や猫のiPS細胞を樹立、そこから血球系細胞への分化誘導の成果を発表するなど日本を代表する動物iPS細胞の研究グループの一つであり世界の動物iPS細胞研究を牽引しています。
今回当社は動物iPS細胞技術の研究や他動物種への応用、各種分化細胞について先進的な研究を進めている鳩谷教授らのグループと共同研究に着手し、動物iPS細胞の社会実装の推進および当社製品開発へのフィードバックを目指します。
詳細は下記PDFをご参照ください。
2024.11.30お知らせ
動物iPS細胞樹立特許が日本で成立
当社の動物iPS細胞樹立の基盤技術である特許について、この度日本国内で特許査定が得られたのでお知らせ致します(特許第7591219号)。当該特許は慶應義塾大学と日本大学の共同研究の成果を基に共同で出願され、当社が独占的通常実施権を得ております。
これまでマウス以外のさまざまな動物種において、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を樹立することが困難であることが知られていました。これらの動物種は多能性誘導耐性動物と呼ばれ、人間のもっとも身近な動物である犬や猫など多くの動物種が含まれます。当社の技術ファウンダーである、現慶應義塾大学教授・再生医療リサーチセンター長 岡野栄之教授、現久留米大学医学部疾患モデル研究センター 塩澤誠司教授および現日本大学生物資源科学部教授・日本大学動物病院 枝村一弥病院長らは、独自の方法によりこれらの動物種でも安定的にiPS細胞を誘導可能で、かつ臨床応用に適した細胞株の樹立方法を確立しました。
この度の特許査定は、本方法の日本国内での特許性が認められたものです。当社は引き続き本特許の海外での成立を目指してまいります。
技術詳細:さまざまな動物種からiPS細胞を作出する方法の確立 -幹細胞を用いた細胞工学の基盤となる重要なリソース-
2024.11.11お知らせ
コージンバイオ株式会社との製品開発に関する業務提携基本合意締結のお知らせ
当社は、コージンバイオ株式会社(東証グロース 177A、本社:埼玉県坂戸市、代表取締役社長:中村 孝人、以下、コージンバイオ)と「動物用iPS細胞由来再生医療等製品および動物再生医療研究用製品の開発に関する事業」に係る業務提携の基本合意書を締結いたしましたので、お知らせいたします。
コージンバイオは細胞培養用培地の独自開発や細胞加工の受託サービスなど、再生医療分野における第一線の企業として国内外で事業の拡大を進めており、さらに獣医療分野での研究においても先進的な取り組みを行っています。
この度の業務提携では、当社が目指す「世界標準の動物再生医療等製品」の実現に向け、コージンバイオが有する知見や培養資材を活用し研究開発の各段階を加速、より高品質な製品製造の推進、さらに製造販売承認の早期取得を目指します。
さらに、当社が進める動物iPS細胞由来分化誘導細胞の研究用途での活用についても、コージンバイオが有する研究開発力や知見による支援を得つつ、最適培地の開発、キット化等を進める予定です。
詳細は下記PDFをご参照ください。
2024.04.05記事
当社の紹介記事が、日経バイオテク・オンライン版に2024年4月5日付に掲載されました。3月25日発刊の同誌特集本編に連動した、当社の事業内容を紹介した記事となります。
詳細は下記リンクよりオンライン記事をご参照ください。
日経バイオテク・オンライン 2024年4月5日 特集連動◎多様化と高度化が進む動物薬 「Vetanic、イヌ・ネコのiPS細胞作製技術で複数疾患に対する再生医療等製品を開発」