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2025.07.15お知らせ
日本大学発ベンチャーとして認定されました
このたび当社は、日本大学発のベンチャーとして公式に認定されました。
当社は動物用再生医療等製品として現在イヌiMSCの開発を進めておりますが、当社の基盤技術は日本大学生物資源科学部 獣医学科獣医外科学研究室 枝村一弥教授(同大 動物病院(ANMEC) 病院長、獣医師)と、慶應義塾大学再生医療研究センター長 岡野栄之教授(元同大医学部生理学教室教授、医師)および塩澤誠司教授(元慶應義塾大学医学部生理学教室、現久留米大学医学部疾患モデル研究センター、獣医師)の共同研究に立脚しております。
これまで慶應大学発ベンチャーとして慶應イノベーション・イニシアティブ様より2度にわたり出資を受けておりますが、今後はさらに日本大学発ベンチャーとしてもより一層邁進し、アカデミアによる研究成果の社会実装というエコシステムの実現を目指してまいります。
日本大学からは日々数多くの革新的技術が生み出されているなか、この度同大学の公式なベンチャーとして認定を受けたことは大変光栄であり、当社への期待を改めて認識いたしました。関係者の皆様にはあらためて心よりお礼申し上げます。
2025.02.23お知らせ
世界初ーイヌiPS細胞から分化誘導した末梢神経細胞について発表
当社は、イヌiPS細胞から末梢神経細胞を分化誘導し、その細胞の機能について解析した成果を、第24回 日本再生医療学会にて発表いたします。
当社は動物用再生医療等製品として現在イヌiMSCの開発を進めておりますが、当社技術の可能性の立証として広く様々な細胞への分化誘導も研究を進めております。この度、世界で初めて、イヌのiPS細胞から末梢神経細胞の分化誘導に成功しましたので、本学会にてその成果を報告いたします。
第24回 日本再生医療学会総会
会期:2025年3月20日(木)~22日(土)
会場:パシフィコ横浜(神奈川県)
演題:イヌiPS由来末梢神経細胞の分化誘導と機能解析 [口演 O-15]
演者:上谷大介(研究開発リーダー)
2024.12.05お知らせ
新たな動物iPS細胞技術の実用化共同研究開始のお知らせ
当社は、大阪公立大学大学院獣医学研究科 細胞病態学教室 鳩谷 晋吾教授率いる研究グループと、「動物iPS細胞の実用化研究」に関する共同研究契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。
鳩谷教授らはこれまで獣医療における再生医療の研究を進めており、近年では独自の技術を用いて犬や猫のiPS細胞を樹立、そこから血球系細胞への分化誘導の成果を発表するなど日本を代表する動物iPS細胞の研究グループの一つであり世界の動物iPS細胞研究を牽引しています。
今回当社は動物iPS細胞技術の研究や他動物種への応用、各種分化細胞について先進的な研究を進めている鳩谷教授らのグループと共同研究に着手し、動物iPS細胞の社会実装の推進および当社製品開発へのフィードバックを目指します。
詳細はPDFをご参照ください。
2024.11.30お知らせ
動物iPS細胞樹立特許が日本で成立
当社の動物iPS細胞樹立の基盤技術である特許について、この度日本国内で特許査定が得られたのでお知らせ致します(特許第7591219号)。当該特許は慶應義塾大学と日本大学の共同研究の成果を基に共同で出願され、当社が独占的通常実施権を得ております。
これまでマウス以外のさまざまな動物種において、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を樹立することが困難であることが知られていました。これらの動物種は多能性誘導耐性動物と呼ばれ、人間のもっとも身近な動物である犬や猫など多くの動物種が含まれます。当社の技術ファウンダーである、現慶應義塾大学教授・再生医療リサーチセンター長 岡野栄之教授、現久留米大学医学部疾患モデル研究センター 塩澤誠司教授および現日本大学生物資源科学部教授・日本大学動物病院 枝村一弥病院長らは、独自の方法によりこれらの動物種でも安定的にiPS細胞を誘導可能で、かつ臨床応用に適した細胞株の樹立方法を確立しました。
この度の特許査定は、本方法の日本国内での特許性が認められたものです。当社は引き続き本特許の海外での成立を目指してまいります。
技術詳細:さまざまな動物種からiPS細胞を作出する方法の確立 -幹細胞を用いた細胞工学の基盤となる重要なリソース-